四輪車向け製品分類記号

ÖHLINSショックアブソーバーの分類及び適合表記号の説明

車高調整の方法による分類

表記号HAL 全長調整式車高調整

 スプリングのプリロードを変化させずに、ロアブラケットを動かしてショックアブソーバーユニット全体の長さを調整することで、車高の調整が可能です。車高を調整してもショックアブソーバーのストローク量に影響が少ない形状です。

表記号HA ネジ式車高調整

 スプリングのロアシートを調整することで、車高の調整が可能です。車高と同時にスプリングのプリロードも変化します。

表記号N ノーマル形状 / 表記号NS ノーマル形状ショート

 

純正装着されているショックアブソーバーに類似した形状です。
ショックアブソーバーに車高調整機能はありません。(スカイラインGT-R(BNR34)用を除く)
「ノーマル形状(N)」は純正装着品とほぼ同等の全長、「ノーマル形状ショート(NS)」は全長を短く設定しています。(HIACE用はノーマル形状ショートですが、 車高は落とせません)

表記号TTX  TTXテクノロジー

 モータースポーツ向けのショックアブソーバー。
キャビテーションを発生させにくく、フリクションを低減させる特徴を持ちます。詳しくはこちらをご覧ください。

アッパーマウントの種類

表記号PN・PA  ピロボールマウント

 金属製のボールジョイントを用いた構造です。
余計なジオメトリ変化が起こりにくいのが特徴です。キャンバー固定式(表記号PN)、調整式(表記号 PA)があります。

表記号RN  ラバーマウント

 アッパーマウントプレートの上下をラバーで挟んだ構造です。
吸音性に優れています。

表記号N  ノーマルマウント

純正のアッパーマウントをそのまま流用する方式です。

サブバルブの種類

表記号DFV  デュアル・フロー・バルブ

 デュアルフローバルブを意味するDFV。メインバルブはしなやかさと運動性を両立させた特性を追求。この特性のウィークポイントである高速域で出過ぎる減衰力をDFVでキャンセルし、ピストン停止状態から動き出し、さらに高速域まで、淀みのない曲線を描く理想的な作動量を自在にコントロールできるものです。詳しくはDFVページをご覧ください。

表記号PCV  パラレル・コンプレション・バルブ

 並列にセットされた圧縮側の弁機構”つまりメインピストンに加えて並列に働くもうひとつのサブピストンを設けることにより、圧縮時におけるシリンダー内のオイルの流れをコントロールし、理想的な減衰特性を実現させることができました。詳しくはPCVページご覧ください。

正立タイプと倒立タイプ

正立タイプ

 通常、正立タイプの減衰力調整ダイヤルはアッパーマウント中央に設置されますが、一部の車種では操作しやすくするために、ピストンロッドを下向きにして装着します。こちらも「正立タイプ」と呼んでいます。

減衰力の調整について
全てのオーリンズDFVショックアブソーバーは減衰力を20段階で調整可能。

正立タイプの多くは、アッパーマウント中央部に調整ダイヤルが設置されています。

正立タイプには。調整ダイヤルをワイヤーで延長しているタイプもあります。


 正立タイプには、調整ダイヤルがピストンロッドのサイドに設置されているタイプもあります。

 正立タイプには、調整ダイヤルがピストンロッドと同軸に設置されているタイプもあります。


倒立タイプ

 シリンダーが上部にあり、下に向けて伸びるピストンロッドと連結されたアウターチューブがシリンダーの外側を摺動する構造です。
 バネ下重量が軽くなる特徴を持ちます。ストラット式サスペンションに用いる構造です。

 倒立タイプの多くは、ブラケット下部に調整ダイヤルが設置されています。

 ショックアブソーバーのダイヤルで減衰力を調整できます。ダイヤルを時計回りにいっぱいまで締め込んだ位置が最も減衰力の強い状態(0段)です。いっぱいに締め込んだ状態から、反時計回りにクリックを数えながらダイヤルを操作して設定します。工場出荷時及び標準の設定は、最も減衰力のる強い状態から7〜10段階クリックさせた位置です。詳しくは取扱説明書をお読みください。

注意

  • 必ずダイヤルを時計回りにいっぱいに締め込んだ位置から反時計回りに段数を設定してください。最も緩めた位置からでは正確な設定ができません。必ず左右で同じ減衰力に設定してください。ダイヤルは手で軽く回して止まる以上締め込み過ぎないようにしてください。